プレスリリース

スノーピーク社との訴訟について

2024年7月10日
株式会社山谷産業
代表取締役:山谷武範

 株式会社スノーピーク(以下「スノーピーク社」といいます。)が株式会社山谷産業(以下「当社」といいます。)を被告として提訴した不正競争行為差止等請求訴訟(令和2年(ワ)第28384号、以下「本訴訟」といいます。)において、東京地方裁判所は、2024年7月5日、原告であるスノーピーク社の請求を全て棄却する旨の判決を言い渡しました。

 本訴訟は、2020年11月9日、当社のアウトドア用ペグ「エリッゼステーク」が、スノーピーク社の「ソリッドステーク」の形態と酷似し、当社による「エリッゼステーク」の販売が不正競争防止法第2条第1項第1号所定の不正競争行為(周知表示混同惹起行為)に該当するとして、スノーピーク社より提起されたものです。

 これまで、3年半以上の長きに渡って審理が続けられてきましたが、東京地方裁判所民事第29部(裁判長:國分隆文判事)は、スノーピーク社の「ソリッドステーク」の商品形態について、商品の出所を表示するものとして需要者の間で周知となっている事実は認められず、同商品形態は不正競争防止法第2条第1項第1号の保護対象である商品等表示に該当しないと判断しました。

 今回の判決は、不正競争防止法のみならず、意匠法をはじめとする産業財産権法の制度主旨に沿ったものであり、事業者間の公正な競争を通じて産業の発達を促す良識的な判断であると同時に、当社の主張が正当なものであったことが裁判所に認められたものと理解しております。本訴訟について多くのお客様からご心配の声をいただきましたが、お客様におかれましては、今後も安心して燕三条で製造された当社の「エリッゼステーク」をお買い求めいただければ幸いです。

 当社は、今後も魅力的な製品をお客様にお届けすべく鋭意努力していく所存ですので、何卒宜しくお願い申し上げます。

※参考

株式会社山谷産業及びその関係者に対する訴訟提起のお知らせhttps://www.snowpeak.co.jp/legacy/news/p20201209-1/

株式会社スノーピークによる当社への訴訟提起について
https://www.yamac.co.jp/press-media/3920/

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